データ1・2へ

1、 これまでの畳の問題点


従来の藁床畳は、気密性の高い現代の住宅では容易に湿気が溜まり、カビ・ダニの温床になってしまうという弊害があります。
他方、それに代わる発泡ポリスチレン床畳も、空気中の水分を吸湿したり放湿したりできず、かつ廃棄のさいに地球温暖化の原因とされるCO2を増大させ、多大な焼却費用を発生させるという問題を抱えています。エスウッド畳は、こうした問題点を解決するために開発されました。

2、 エスウッド畳床の構成

エスウッド畳床は、@杉の樹皮とイグサの派材をブレンドして安全な接合剤(ノンゲル)で成形した新開発のエスウッド畳芯と、A杉の樹皮を砕いて天然系の接着剤(コーンスターチ)で成形した断熱材(フォレストボード)によって構成されています。
3、 エスウッド畳の画期的な性能

 @ エスウッド畳は、従来の製品に比べて優れた吸放湿能力を持っているので、快適な空気環境を実現するとともに、カビ・ダニの発生を抑制します(データ1参照)
 A 古くから畳表に用いられてきたイグサは天然の抗菌力、ホルムアルデヒドや二酸化窒素を分解する空気浄化能力、独特な香り成分による森林浴に似たリラックス効果などの優れた働きを持っています。エスウッド畳は、この優れたイグサを畳表だけでなく畳床にも使用するという画期的な技術を用いることで、一枚の畳に使用されるイグサの量を従来の三倍に増加させました! もちろん、ホルムアルデヒドの放散量も極小です。(データ2参照)
 B イグサはその独特なスポンジ構造のおかげで優れた断熱性と吸音性を持っていますが、エスウッド畳は杉樹皮断熱材であるフォレストボードと組み合わせることで、その性能を更に高め ました。
 C 杉の樹皮とイグサ派材を有効に活用することで、廃棄物を減らし、不要になった場合は再加工により何度でも新しい畳床に再生できるので、ゼロエミッション(ごみゼロ)社会の実現に貢献します。

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